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AEDの耐用期間・廃棄

AEDの耐用期間

AEDの耐用期間とは「AEDを使用できる期間」のことです。(「耐用年数」とも呼ばれます。)耐用期間は適正な使用環境で使用された場合を考慮し、標準的な使用期限を製造販売業者が設定しています。耐用期間はメーカーや機種によって異なります。

メーカー名 + 機種名耐用期間
日本光電 AED-3100・3200シリーズ8年
ストライカー サマリタンPADシリーズ8年
CU CU-SP17年

AEDは医療機器なので期限を迎えたら買い替える必要があります。

AEDの廃棄方法は?

AEDは高度管理医療機器、特定保守管理医療機器として製造販売業者やAED販売店でAEDの設置場所を登録・管理しています。

そのため、設置しているAEDを廃棄または譲渡したりする時は、必ずAEDの購入店または製造販売業者に連絡します。

AEDのメーカーや販売店によって廃棄方法の案内が異なる場合もあります。AEDを廃棄する場合は、AEDを購入した販売店へまずは連絡しましょう。

消耗品の期限について

消耗品である「電極パッド」には使用期限、「バッテリー」には待機寿命があります。期限の確認方法は、AEDに付ける期限管理タグに記載する箇所があり、電極パッド使用期限とバッテリーの装着日が確認できます。また電極パッドにも使用期限が記載されています。

電極パッドの使用期限は約2〜3年、バッテリーの待機寿命は4〜5年、サマリタンの一体型のパッドパックは4年です。日常点検でインジケータや期限管理タグを確認し日頃から把握しておきましょう。

電極パッドの使用期限の確認方法

例:日本光電AED-3100

パッドの使用期限の確認方法

電極パッド本体に使用期限の年月がシールで貼られています。(例:2024年12月までの使用期限の表示)

例:ストライカー サマリタン350P

サマリタン350Pパッドパックの使用期限の確認方法

パッドパック本体背面に使用期限の年月日がシールで貼られています。(例:2027年3月31日までの使用期限の表示)

バッテリー容量について

例:日本光電AED-3100

3100診断パネル

例:株式会社CU CU-SP1

SP1インジケータ

バッテリーの容量がなくなった場合、日常点検でエラー表示が出ます。エラー内容が出てバッテリー残量が原因の場合は買い替えが必要です。(完全にバッテリーの容量がなくなると、AEDからエラー表示がでないAEDもあります)

消耗品の廃棄方法

消耗品の廃棄方法は、電極パッド、バッテリーと使用済・未使用で廃棄方法が変わります。

表. 電極パッドとバッテリーの廃棄方法

 未開封使用済/使用期限切れ
電極パッド不燃物として廃棄(※1)各自治体の指示に従って廃棄(※1)
バッテリー各自治体の指示に従って廃棄
パッドパック
(パッド・バッテリ一体型)
各自治体の指示に従って廃棄

※1. 医療機関の場合、電極パッドは未開封・使用済問わず医療廃棄物として廃棄

バッテリーは産業廃棄物に、使用済みの電極パッドは医療系産業廃棄物となります。自治体によって廃棄方法が異なる可能性があるので確認する必要があります。

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もしもに備え、AEDの設置場所を周知したり、一次救命処置の流れのご確認であったり、AEDの使用方法の確認など、様々な用途にご活用いただけます。

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