日本光電 オートショックAED AED-3200

オートショックAED AED-3200の特徴

オートショック機能で、ためらわずに使えるAED

AED-3200は、誰でも迷わず使用できるように設計された、国産のオートショックAEDです(2025年5月現在)。電気ショックを必要と判断した場合に、AEDが自動で電気ショックを行うため、電気ショックボタンはありません。そのため、救助者が電気ショックボタンを押す必要がなく、「自分がショックを与えていいのか」といったボタンを押す不安やためらいといった心的ストレスを軽減しサポートします。

また、キャリングバッグには、オートショック機能を示すロゴシールが貼付されており、外見からその特長がひと目でわかるよう配慮されています

日本光電 オートショックAED AED-3200:オートショックAED

音声に加えてイラストとランプの点滅でもガイド

操作方法や電気ショックのタイミングは、音声ガイドとともに、イラストやランプの点滅・点灯で分かりやすく示されます。音声ガイダンスだけでなく視覚的にも案内があることで、耳が不自由な方や、騒がしい現場などでも利用できるよう配慮された設計になっています。

目で見て、耳で聞いてわかるガイド

  1. フタを開けた瞬間から、自動で電源がONになります。
  2. 胸に電極パッドを貼り付けます。
  3. 自動で電気ショックの操作です。
    • 電極パッドの貼り付け、除細動の要否、心肺蘇生等の救命の連続した操作を音声ガイダンスと、液晶画面に表示されるイラストとメッセージで指示します。
    • 電気パッドを貼付すると、自動で心電図を解析します。電気ショックが必要な場合にのみ充電を行い、自動で電気ショックを行います。
    • 電気ショックが必要なときは、ショックボタンを押さなくても、AEDが自動で電気ショックを行います。
    • 電気ショックが不要な心電図波形に変化した場合、充電キャンセル機能がついています。
    • 未就学児と小学生〜大人のモードをスイッチ1つで簡単に切り替えることができ、幅広い年齢に対応します。

オートショックAEDと一般的なAED(※)の比較

オートショックAEDは電気ショックの前に「体から離れてください。3、2、1」と傷病者の体から離れるようにカウントダウンで案内します。ショック後はAEDの音声ガイドに従い、速やかに胸骨圧迫を始めてください。 ※電気ショックボタンがあるAED

一般的なAEDとオートショックAEDの違い

充実したセルフテスト内容

  • 毎日1回セルフテストを自動で必ず行います。
  • セルフテストは本体と消耗品(電極パッドとバッテリ)を含めて総合的に行います。
    • 毎日:電極パッド(使用期限、断線など)、バッテリパック(残量、メモリなど)、ショックランプ、湿度、ソフトウェア、内部電子回路、ステータスインジケータ回路 など
    • 毎月:毎日のセルフテスト項目+バッテリ(高負荷時の電圧)、高電圧回路(最大エネルギ充電、内部放電)、スピーカ、心電図回路、LCD、マイク
  • セルフテストの結果は、インジケータ(緑が正常・赤が要確認)で表示されるので、フタを開ける手間なく、機器の状態を一目で確認できます。
セルフテスト結果
  • セルフテストで異常を確認した場合には、アラーム音で周知します。バッテリの残量(5段階で表示)と異常のある箇所を一目で確認できます。
セルフテストで異常が見つかった場合

定期交換部品(消耗品)

  • 電極パッドは1度使用したら、捨てる使い捨てタイプとなります。
  • パッドは未使用の場合でも、工場から出荷されてから概ね2年2ヶ月が使用期限となります。
  • 電極パッドの使用期限は、フタを開ける必要がなく、確認できます。
  • 毎日のセルフテストを通じて使用期限を確認し、使用期限が来た場合はアラーム音で周知します。
  • バッテリパックSB-310Vは140回相当の除細動ショックまたは約5時間の動作が可能です。 ※1

メモリー機能

使用した際には、救助の際に収集したデータ(心電図の波形やイベント情報)を最大3件90分(1件あたり最大30分)保存します。毎日のセルフテストの結果を31件、毎月のセルフテストの結果を12件、その他のセルフテストの結果を50件保存できます。

Bluetooth通信機能

内部メモリに保存された救助データは、パソコンに取り込み管理ができます。毎日のセルフテスト結果を自動で取り込み、保存、管理ができます。

オートショックAED AED-3200製品仕様

商品構成

日本光電 オートショックAED AED-3200:商品構成

自動体外式除細動器AED-3200 本体1台 / AED用キャリングバッグ 1個 / 使い捨てパッドP-740シリーズ 1枚(※予備用のパッドは付属しません) / バッテリパック 1個 / レスキューセット(タオル・ハサミ・蘇生用マウスピース・剃刀・グローブ)1個 / ポスターA3サイズ 1枚 / AED設置シールA5サイズ(片面) 1枚 / 日常点検タグ 1個 / リモート監視端末(5年間) 1個

販売名 自動体外式除細動器 AED-3200シリーズ AED-3200/AED-3201
寸法(mm) 幅206×高さ97×奥行252
質量(Kg) 約2.3(使い捨てパッド・バッテリパックを含む)
付属品 AED用キャリングバッグ 設置管理タグ AED操作ガイド
バッテリ バッテリパック SB-310V(待機寿命4年)※3
電極パッド 使い捨てパッド P-740
医療機器承認番号 30700BZX00003000
クラス分類 高度管理医療機器・特定保守管理医療機器
製造販売業者 日本光電工業株式会社

※1 新品バッテリ、20°Cのとき ※2 装置の正常な動作に支障をきたしたり、安全を損なうほどの量の粉塵が内部に侵入せず、いかなる方向からの水の直接噴流によっても有害な影響を受けません。 ※3 待機とは、装置にバッテリパックと電極パッドを接続し、フタを閉じている状態。待機寿命は、設置環境や使用状況により短くなることがあります。それぞれの寿命を保証するものではありません。

忘れないで日常点検

製造販売業者:日本光電工業株式会社 販売業者:株式会社クオリティー