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AEDの価格相場情報。購入・レンタル費用、維持費、価格差の理由等

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AEDの購入を検討しようとしてネットでAEDを検索し、「ホームページにAEDの価格が出ていない!」と当惑したことがある人も多いのではないでしょうか。

本体の価格も維持費も分からずでは、購入の土台にのるかどうか判断できません。そこで複数社に見積もりを取ってみると、販売店によって価格差があったり、機種によって機能に違いがあったりして、どう選んでいいか分からなくなってきます。

AEDの値段の相場やランニングコスト(維持費)
についてまとめました。

当記事では、AEDを購入する時の上記のような悩みを少しでも軽減できるよう、AEDの販売価格・レンタル価格の相場や、ランニングコスト、その他備品の価格、AEDの価格差が生じる理由についてなど、AEDの価格にまつわる内容をひとまとめにしました。

実際の販売価格については、下記よりお見積もりのお申し込みをお願い致します。

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1. AEDの値段の相場(買取とレンタルについて)

金額 備考
買い取り価格の相場 20万円~35万円 保証期間5年、耐用年数7年が一般的
レンタル価格の相場 4,500円~6,000円/月 基本的には5年間契約。その後延長。

AEDの価格相場は、2019年現在、20万円~35万円程度です。消防などプロ向けで、心電図が表示される高機能モデルで50万円を越してくるものもありますが、一般人が使うモデルでは20万円~35万円程で販売されています。

レンタルの場合は、月額4,500円~6,000円程が相場で、5年間契約が通常です。たとえば、5,000円で5年間(60ヶ月)で計算すると総額は約30万円程。6,000円であれば36万円程となります。

購入の場合は、購入時の20万円~35万円程に加えて、約2年に1度電極パッド(1万円程)の購入と、バッテリー(3万円程)の購入が必要です。

購入でかかる料金をレンタルと同じ5年間でみると、初期費用に電極パッド2個とバッテリー1個で合計5万円程かかるので、20万円で購入していれば25万円程、35万円で購入していれば40万円程となります。

ただし、AEDは耐用年数が7年のものが多いので、耐用年数一杯使用する場合は、5年間の費用に加えパッドを1つ購入すれば7年間使用できるので、+1万円で26万円となります。

AEDのメモ:AEDには耐用年数があります。

AEDの耐用年数とは、「メーカーが定めたAEDが機能を正しく発揮できる限界の年数」です。現状だと耐用年数7年のAEDが殆どで、1部のAEDで6年のものと8年のものがあります。

一方レンタルを続ける場合は、2年間月々5,000円かかりますから、5,000円×24ヶ月で追加で12万円必要です。総計42万円かかる計算となります。

初期費用 5年間の総額
(AEDの保証期間)
7年間の総額
(AEDの耐用年数)
レンタル
(月額5千円の場合)
5,000円 30万円 42万円
購入
(20万円の場合)
20万円 25万円 26万円

筆者注記1:結局どちらが安いのか?

基本的には買取のほうが安くなる傾向があります。レンタルは購入と比べて販売者側の資金回収が遅くなり、その時の金利分不利ですし、販売会社側で固定資産計上し管理しなくてはいけない手間もかかります。

また救命に使用した電極パッドを無償提供するサービスをつけている場合もあり、そういったサービス内容で損がないように割高な価格設定にしているように見受けられます。

なお買取の場合、キャンペーン等で20万円を切るようなタイミングもありますので、購入の際にはキャンペーン等を確認してみると良いかもしれません。

2. AEDの価格差を生む機能の違い

ここまでは、AEDを購入するかレンタルするかで相場を見ましたが、次は機種によって価格差がなぜ生じるのかについて見ていきます。

2-1. 成人・小児用切り替えかどうか

成人・小児の切り替えができるモデルは、そうでないものと比べ高めに設定されています。ただこの切り替え機能は、多少高くなっても選択する価値のある機能だと思っています。

切り替えモデルではないAEDでは、未就学児(およそ6歳未満)への使用が想定される場合は、通常の成人用の電極パッドに加え、小児用電極パッドを用意する必要がありました。両方のパッドを用意しておいて、傷病者が成人の場合は成人用電極パッドを、0歳~未就学児の場合は小児用電極パッドを使用する、という形で使い分けます。

成人・小児切り替えができないタイプのAEDとは?

切り替えがないタイプとはどんなAEDでしょうか? また、そのAEDを選ぶメリットはないのでしょうか? 「未就学児を対象とするかどうかで価格に差が出てくる」、「AEDを購入する際に、とにかく安いものが欲しい」という人も多いと思います。

価格が安く小児の切り替えがないAEDについても紹介記事(「NF 1200|シンプルで使いやすい、廉価版AEDの魅力7選。」)がありますので、ぜひ知っておきましょう。

これに対して成人・小児の切り替えモデルは、AED本体についている切り替えスイッチを切り替えるだけで、同じ電極パッドで成人にも小児にも使用することができます。

緊急時のパニック状態で、もし電極パッドを間違えたら、パッドの付け替えに時間がかかってしまいますが、切り替えであれば時間が短縮できます。

また、管理の上でもメリットがあります。成人用電極パッドと小児用電極パッドを用意している場合は、両方のパッドの交換時期を管理しなくてはいけないですし、それぞれを交換するコストもかかります。小児用パッドは1個2万円程してしまう場合が多く、使用期限も1年半程と成人用パッドよりも短いものが多いです。5年間でみると3回程交換することになり、合計6万円程の出費となります。

筆者注記2:6歳未満への使用が想定される場合は、機能面・価格面で切り替えモード付きがオススメ

切り替えモード付きだと、AEDを使用する際に時間短縮が図れますし、小児用パッドを購入する場合と比べランニングコストと管理工数の削減ができます。そのため、小児への使用が想定される場合は6万円程の価格差であれば、切り替え機能付のものがお得です。

ただし、「成人用のパッドを小児に使用してはいけない」ということはありません。(※小児用パッドまたはモードを成人には使用できません。)ですので、6歳以上しかいない場合や、そもそも成人用のパッドと小児パッドの付け替えやモードの切り替えが有事の現場では難しいのでは? 分かりにくいのでは? と考える場合は、切り替えがないタイプのAEDを選択するという考え方もできます。

2-2. 液晶画面の有無

液晶画面つきのAEDも、その分価格は高くなります。液晶画面については必須ではないかもしれませんが、導入の目的によっては、あったほうがいい場合もあるかと思います。

液晶画面のメリットは、液晶画面が見えれば、音が聞こえなくてもAEDの操作ができるということです。耳の聞こえない方や、耳の不自由な方も沢山いらっしゃいますが、画面つきであればそういった方々もAEDを操作できるというメリットがあります。

また、耳に問題がなくても、周りの騒音がうるさいとAEDの音声が聞き取れないことがあります。工事現場だったり、交通の多い道路の近くや空港の近くなどで使用する場合、騒音でAEDの音声ガイダンスが聞きとれないこともありえるでしょう。画面で文字や図で指示が出されれば聞き取れなくても操作できます。

このように液晶画面付きだと、使う人や場所が広がるというメリットがあります。さまざまな人の使用が想定されるマンション管理組合や、高齢の方の多い自治会などが、液晶画面付きのAEDを選ぶケースが多いようです。

この液晶画面について、イメージが湧かなかったかもしれませんが、例えば日本光電のAED-2150の液晶画面は、AEDの音声ガイダンスに従って画面の図と文字の表示が変ります。ガイダンスを図と文字で確認できるように作られています。

画面付きのAED-2150とは?

2015年現在で、ガイダンスに従って液晶がアニメーションして教えてくれる機種はこのAED-2150だけです。液晶に文字で案内するAEDは他にもありますが、操作方法がイラストによってわかるAEDはこの機種だけですので、興味がある人はぜひ、「AED-2150|あらゆる機能と液晶画面。現行最高峰モデルの魅力。」お読みいただけたらと思います。

この機種は液晶の光によって手元が明るくなるので、暗闇の中でも蘇生法やAEDが使える仕様になっています。

液晶画面付きかどうかで、およそ5万円程価格に差がでてきます。液晶画面は必須ではないと思いますが、あって困るものではなく、使える人や場所を広げてくれるものです。価格差よりもメリットが上回るケースも多いのではないかと思います。

筆者注記3:液晶が必要なほどAEDの音声ガイダンスの音量は小さいの?

基本的には音声ガイダンスの音量は各社十分に大きく作られていて、通常の環境で音が聞き取れないことはまずないと思います。

しかし、工事現場のように周りで大きな音がするような場所では聞き取れない可能性があります。その他にもたとえば、パチンコ店やゲームセンターなどでもAEDの音声を聞き取るのは難しい可能性があります。そういった場所では液晶画面が役に立ちます。

3. ランニングコスト(維持費)について

1. AEDの値段の相場(買取とレンタルについて)でも軽く触れていますが、ランニングコスト(維持費)として掛かってくるのは、電極パッドとバッテリーの交換の費用です。

電極パッドは約2年で交換、バッテリーは約4年で交換です。またAED本体にも期限があります。保証期間は5年間、耐用年数は7年間のものが多いです。これらの数値は機種によって若干違います。

保証期間内では、どこのメーカーも問題があった場合に過失がなければ、無償で交換・修理の対応をしてくれるので安心です。この5年間での買い替えが推奨されています。保証期間が過ぎたら買い換えなくてはいけないということではないですが、耐用年数がきたら、買い換える必要があります。

下の表に、電極パッドとバッテリーの交換時期と価格、5年間の費用と7年間の費用をまとめました。

交換時期 価格 5年間の個数 5年間の費用 7年間の個数 7年間の費用
電極パッド 約2年 約1万円 2個 約2万円 3個 約3万円
バッテリー 約4年 約3万円 1個 約3万円 1個 約3万円
合計 約5万円 約6万円

ちなみに小児用パッドを別で買う場合のコストは以下のようになります。

交換時期 価格 5年間の個数 5年間の費用 7年間の個数 7年間の費用
小児用電極パッド 約1年半 約2万円 3個 約6万円 4個 約8万円

筆者注記4:保証期間での買い替えか、耐用年数での買い替えか

保証期間で買い換えれば、万が一問題が生じても、過失がなければ無償で交換・修理が受けられるので安心です。これが一番万全な交換体制だと思います。しかし、耐用年数まで使って問題があるわけではないので、耐用年数まで使うのもいいかと思います。

または、「保証期間を過ぎて故障などが生じ、修理費用がかさむようだったら買い換える」、「保証期間で買い換えたくなるような素晴らしいAEDが出てきていたら買い換える」、「保証期間後の電極パッド交換のタイミングで買い換える」など、さまざまな判断ができるかと思います。

耐用年数だけ守れば、どれにしなければならないという決まりがあるわけではないので、自身にとって最適なタイミングをご検討いただけたらと思います。

4. その他備品の価格

AEDを購入する時に、備品の購入を検討されるかもしれません。その参考になればと思い、AED関連の備品の価格の相場も記載させていただきました。

品名 価格
壁掛け収納ケース 約5万円~7万円
スタンドタイプ収納ケース 約10万円~15万円
屋外型壁掛け収納ケース 約10万円
屋外型スタンド収納ケース 約20万円
壁掛けフォルダー 約2万円
AED設置ステッカー 約2千円
AED設置マグネット 約3千円
レスキューセット 約4千円
AED訓練機(トレーナー) 約10万円~15万円
人体模型(上半身) 約3万円~5万円
人体模型(全身) 約10万円~20万円

筆者注記7:どの備品が人気?

AEDと一緒に購入される備品としては、収納ケースが人気です。駅などではスタンドタイプの収納ケースを見かけるケースが多いと思いますが、スタンドタイプは10万円程と高価なため、壁掛けタイプを選択する方が多いようです。

AED専用の収納ケースは駅などで見かけることがあると思いますが、扉をあけると大きな音がでる仕様になっています。これはAEDが盗まれないよう防犯に役立ちますし、AED使用時にも役にたちます。 救命時に収納ケースを開けてAEDを取り出すと大きな音がでるため、周りの注目を集めます。

AEDを使用する際は胸骨圧迫を行うことが望ましいですが、これには人手がいります。収納ケースからでる大きな音は、その時に手助けをしてくれる人集めにも貢献してくれます。

備品・消耗品の参考記事:AEDの備品・消耗品。代表的な9種類の価格、必要性等

まとめ

AEDの価格の相場や、機能など価格差の原因となる要因や、ランニングコストなど、AEDを購入しようと思ったときに気になると思われる内容をまとめてきました。AEDを導入する際の予算感や、購入の判断基準ができたのではないでしょうか。

AEDは安い買い物ではないですし、多くの種類があり、設置目的によって最適なAEDが異なる場合もあります。当記事が最適なAED選択のお役に立てれば幸いです。金額については、弊社の価格を基に出しています。AEDの台数や機種、時期によって価格は変動しますので、詳細な金額はお見積もりを取られることをおすすめ致します。

AEDや消耗品・備品のお見積もりをご希望の場合には、下記よりお気軽にお申し込みください。

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この記事を書いた人

清水 岳

清水 岳

株式会社クオリティー AED事業部 部長 : AEDコム・AEDガイド責任者、AED+心肺蘇生法指導者、高度管理医療機器販売・貸与管理者、防災士、上級救命講習修了。 専門店AEDコムを運営し、日本全国に年間2,000台を販売、導入企業数は10,000社を突破。心肺蘇生ガイドライン、AEDの機器に精通している。

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