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「AEDを個人で購入する前に知っておきたい7つのこと」のアイキャッチ画像
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AEDを個人で購入する前に知っておきたい7つのこと

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AEDは年間10万台以上が出荷され、さまざまな場所で目にするようになり、それに伴ってAEDの価格もリーズナブルになってきました。

個人で購入される方の多くは、ご家族にブルガダ症候群やその他の不整脈が発覚し、早急にAEDの検討を始めなければいけないケースが多いです。突然AEDが必要となっても、分からないこと多く不安になるのではないでしょうか。

よくあるお悩みに回答しています

本記事は、家庭用にAEDを検討している方の不安が少しでもなくなるように、購入前に知っておきたいことやよくある質問をなるべく簡単にまとめています。

個人でAEDを探している方や家庭用にAEDを検討している方など、購入前にぜひ一読していただけければと思います。

1. 購入するのに何か資格は必要ですか?

AEDの購入に資格は必要ありません

AED所有に不安を覚え、「購入前に何かしらの資格が必要ではないか?」という先入観を持っていませんか? AEDの購入は、個人・法人問わず資格は必要ありません。誰でも購入が可能です。

2. 購入方法や価格は?

AEDの購入に関するFAQ

AEDを検討した際に、「どこから買えばいいの?」、「具体的に金額はいくら?」、「この販売店って信用できる?」とさまざまなことが思いめぐるでしょう。1つ1つ簡潔にお答えします。

2-1. 購 入方法は何がありますか?

AEDを個人で購入する方法

販売店にもよるのですが、個人の場合は買取とレンタルが一般的です。買取は一括で購入するもので、レンタルは月払いの分割です。また、銀行振込のほかに、クレジットカード決済や代金引換、レンタルは引き落としなどが選べます。

レンタルに似た購入方法でリースもありますが、リースは基本的に法人しか契約できません。ただし、個人事業主の場合、リースが可能な場合もありますので、販売店に対して問い合わせをしてみることをお勧めします。

AEDガイドからもAEDの無料お見積もりができます。販売価格を知りたい場合には、下記ボタンからお問い合わせください。

お見積もりのご依頼はこちら

2-2. AEDって高いのでは?相場っていくら?

価格に悩む人

買取価格の相場は20万円 ~ 35万円くらいで、レンタルは4500円 ~ 6000円ぐらいが相場です。購入方法や、維持費、機能によって違いますので、相場などをまとめたAEDの価格相場情報。購入・レンタル費用、維持費、価格差の理由等の記事をご覧ください。

また、AEDは、ランニングコストが掛かります。本体のほかに主要パーツである電極パッドとバッテリーに期限があり、設置していくうえで交換が必要になってくるためです。

電極パッドがひとつ1万円弱で約2年に1回交換、バッテリーが約4年に1回交換で大体3万5千円ほどします。機種により期限や値段は若干変わります。検討される場合には、初期費用にくわえて、ランニングコストについても確認しましょう。

2-3. どこでAEDを買えばいいの?

AEDは医療機器ですので、販売する側は資格が必要です。この資格は、「高度管理医療機器等販売業および貸与業」といいます。

販売店のホームページには、この資格が明記されているはずです。この資格を持っている販売店であれば、購入先としては問題ありません。

弊社の高度管理医療機器等販売業および貸与業許可証

ネットショッピング 楽天 アマゾン

店舗やお電話での注文以外に、楽天やAmazonなどのショッピングモールでも購入可能です。急ぎで欲しい場合や、クレジットを利用したい場合、ポイントを貯めたい・使いたい場合におすすめです。この場合も資格の有無について確認するのがおすすめです。

弊社でも、楽天とAmazonにてAEDを出品していますので、そちらからもAEDの購入が可能です。定期的にポイントの可変キャンペーンも実施しております。

AED専門店クオリティー楽天市場店はこちら
AED専門店クオリティーAmazon店はこちら

2-4. 補助金・助成金はありますか?

個人で、補助金や助成金は、ほとんどないかと思います。あるとすれば、個人で検討の方の中でもスポーツ少年団を運営されている方であれば該当するかもしれません。

補助金・助成金については、「AEDの補助金・助成金まとめ。対象や種類、金額、補助割合等」の記事でまとめていますので、詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

2-5.医療費の控除は?

医療費控除の申請で悩む人

医師からAEDの所持が必要といわれた場合は、医療費の控除対象になります。これは心室細動になった場合、電気ショックが唯一の効果的治療法であることから、心室細動の危険性がある心臓病の患者については、医師が購入や賃貸を指示するためです。

弊社でも、実際に控除申請された方が多くいらっしゃいます。たとえば、以下のような例です。

  • ブルガダ症候群の疑いがあって、ICDと呼ばれる植込み型除細動器の手術までの間、AEDを持っておくのがいいでしょうと医師からいわれた
  • ICDを入れたけど異物反応で入れられなくなり、AEDで対応することにしたので検討しています

医療費控除の対象になるためには、AEDが医師の指示、処方に基づくものであることを明らかにしなければいけないため、医師が発行する証明書や、診断書などの書面が必要になります。ご自身の病気が該当するかは、かかりつけの医師か税務署にご相談いただくのが一般的です。

国税庁のホームページ心臓病患者が医師の指示・処方に基づき「自動体外式除細動器(AED)」の購入又は賃借をした場合の当該対価に係る医療費控除の取扱いについても、ご参照ください。

3. 正しく使用できるか心配です。

購入時に訪問説明のサービスや講習があります。AEDの操作説明がメインになっているものから、人体模型を使用してみっちり講習を行うところまでさまざまです。

AEDの使い方について、一番のおすすめは消防署の救命講習です。無料なうえ、最前線で活躍される救急課の方から直接教えてもらうことができます。

消防の救命講習

その他にもAEDの使い方について、学ぶ方法はあります。AEDの講習についてまとめたAEDの講習を受けるには。内容、金額、実施団体、受講場所をご確認ください。

そもそもAEDは誰でも使えるように、音声で操作や胸骨圧迫(心臓マッサージ)のやり方をガイダンスしてくれる機器です。電源さえ入れれば、電気ショックの要否判断や、119番通報についても促してくれます。

使い方が分かるようにDVDが同梱されているAEDもありますし、訓練用トレーナーと呼ばれる実際のAEDと同じ音声ガイダンスを確認できる機械もあります。心配な点があれば、販売店に相談してみましょう。

AEDのDVDや訓練機・トレーナーの写真

4. 持ち運びってできるの?

可能です。外出時やスポーツの試合や大会などに携帯したいという方も、携帯できます。MIL規格とよばれる米国軍用規格の衝撃や振動の規格に準拠していますので、車に積むことも大丈夫です。

車載時は直射日光と温度には気を付けてください。ほとんどのAEDが0度~50度が設置・動作の温度ですので、この範囲を超えないようにしましょう。

重さは約2kg程度ですし、AEDにはキャリングケースを付属してるので持ち運びも簡単です。

AED キャリングケース 肩掛けの写真

5. きちんと管理できるか心配です。

購入した場合に必要となる管理は2つあります。日常点検と期限管理です。どちらも難しい内容ではありません。

5-1. AEDの管理:日常点検

AEDの日常点検

AEDは毎日、自動でセルフテストを行っています。どこか壊れていないか、消耗品の期限は切れていないかなどをチェックしています。機種によるテスト項目やテストの間隔に違いはありますが、どのAEDも標準で装備しています。

日常点検というのは、セルフテストの結果を目視確認することです。緑色に光っていたり、丸印などで正常を確認できます。逆に赤色やバツ印は異常を表します。

5-2. AEDの管理:期限管理

AEDには本体のほかに、消耗品である「電極パッド」と「バッテリー」があります。電極パッドとバッテリーには期限があり、消耗したら買い換える必要があります。

期限を忘れないようにタグがついています。「電極パッド-2018年5月」などの記載がありますので、定期的にタグを確認して期限内に交換しましょう。

AEDの消耗品期限管理タグ

日常点検や期限管理にはリモート監視システムでサポートする機種もあります。

目視確認以外にリモートで遠隔監視する機能が付いているAEDもあります。異常があった時にメールで通知してくれたり、WEB上でいつでも確認できたりと日々の点検作業をサポートします。

日本光電のAEDでは「AED Linkage」と呼ばれるリモート監視システムが本体購入時に付属しています。こちらの機能については、下記ページに詳細があります。
参考記事:日本光電|日本唯一の国産AEDメーカーを大解剖 「4-2.リモート監視端末 AEDリンケージ」

6. 何歳から使えますか?

AEDは0歳から使用可能

0歳から使えます。0歳からおよそ6歳未満を「小児」と呼び、6歳以上を「成人」と位置づけています。

小児と成人で、AEDの使い方に若干の違いがあります。気になる方はまとめた記事を確認ください。
参考記事:AEDの使い方を、図を交えて丁寧に紹介。小児の場合の相違点も。

7.おすすめ機種は?

弊社でよくあるご要望にあわせた、おすすめの機種です。気になる機種がある場合には、参考記事もご確認いただけたらと思います。

AED-3100:8年の本体寿命、唯一の国産メーカー、-5度まで対応可能、0歳児から使用可、遠隔監視サポート付き。

AED-3100

こんな方へおすすめの機種です。

  • 安く購入したい
  • 長く使いたい
  • 小さい子に使いたい
  • 国産が良い
  • 寒いところに持っていきたい
  • メンテナンスを楽にしたい

AED-3100の紹介記事:AED-3100|小型化・長寿命化など、新しい日本製AEDの6つのポイント。

CU-SP1:バッテリーが5年持ち、本体も安価なAEDです。0歳時から使用可。

AED CU-SP1

こんな方へおすすめの機種です。

  • 安く購入したい
  • 小さい子に使いたい

CU-SP1の紹介記事:CU-SP1|機能と価格のバランスに優れたAEDの特徴11選

AED-2150:操作方法が液晶にアニメーションで表示、唯一の国産メーカー、0歳児から使用可、遠隔監視サポート付き。

AED-2150

こんな方へおすすめの機種です。

  • イラスト表示があるといい
  • 分かりやすい
  • 小さい子に使いたい
  • 国産が良い
  • メンテナンスを楽にしたい

AED-2150の紹介記事:AED-2150|あらゆる機能と液晶画面。目と耳で分かる日本光電AEDの魅力。

HDF-3500:小型、バッテリー込みで1.1Kgの超軽量、5年間の消耗品0円。

AED HDF-3500

こんな方へおすすめの機種です。

    • 持ち運びが多い
    • ランニングコストを減らしたい
    • コンパクトなAEDがいい
    • できるだけ軽量なAEDがいい

11:36 2020/01/09

HDF-3500の紹介記事:HDF-3500|5年間の消耗品0円。しかも超軽量。オムロンAEDの特長7選。

NF-1200:シンプルなAEDでお求めやすい価格です。

AED NF-1200

こんな方へおすすめの機種です。

  • とにかく安くしたい

NF-1200の紹介記事:NF 1200|シンプルで使いやすい、廉価版AEDの魅力7選。

一番いいのは、いろいろな機種を取り扱う販売店に希望を伝えておすすめを聞くことです。

弊社も以前はそうでしたが、1機種しか取り扱っていない場合はそのAEDのいいところだけを説明します。さまざまな機種を取り扱っている場合は、希望に合わせて機種を提案できるため、持ち運びしたい、安く購入したい、使用頻度が高い、長く使いたいなど、なるべく具体的に伝えるのがいいと思います。

まとめ

おすすめの機種や、個人の方からよくある質問をまとめてみました。検討の際、参考になれば幸いです。

今回はAEDの使い方はあまり書かれていません。AEDの使用方法についてのまとめは、下記の記事に掲載しています。
参考記事:AEDの使い方を、図を交えて丁寧に紹介。小児の場合の相違点も。

その他、ご質問やご不明点があればご回答いたしますので、このページの下からお気軽にコメントをください。

この記事を書いた人

清水 岳

清水 岳

株式会社クオリティー AED事業部 部長 : AEDコム・AEDガイド責任者、AED+心肺蘇生法指導者、高度管理医療機器販売・貸与管理者、防災士、上級救命講習修了。 専門店AEDコムを運営し、日本全国に年間2,000台を販売、導入企業数は11,000社を突破。心肺蘇生ガイドライン、AEDの機器に精通している。

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もしもに備え、AEDの設置場所を周知したり、一次救命処置の流れのご確認であったり、AEDの使用方法の確認など、様々な用途にご活用いただけます。

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