「マンション管理組合や自治会でAEDを検討するときに読むべき記事」のアイキャッチ画像
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マンション管理組合や自治会でAEDを検討するときに読むべき記事

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今回の記事は、自治会、町内会、マンション管理組合などでAEDを検討中の方、これから検討を始める方向けの記事になります。

  • 来年度の予算で自治会にAEDを置きたい……
  • 町内会にAEDをリースで設置したい….
  • マンションに設置したいが、全棟カバーするにはどこに置けば….

自治会やマンション管理組合でAEDを検討した時によくある質問、何を話し合えばいいのか、話し合いの前提となるAEDの知識を、AED専門店の目線でまとめて回答します。

1. AED導入の前提知識

AED導入の前提知識

1-1. リースはできない

一番多い要望です。基本的に自治会、町内会、マンション管理組合はリースができません。これは、法人格がないためです。

リースは、販売店がリース会社にAEDを売り、リース会社の持ち物としてAEDを貸し出すものです。

リース会社は、「貸して大丈夫か?」という審査(与信)を行います。各リース会社に審査基準は異なりますが、この審査基準の中に「法人格がある場合に限る」といった項目を入れているリース会社がほとんどです。例外として、法人格のある認可地縁団体はリース可能です。

リースができないということは、どうしようもないことなので、同じ分割で支払いができるレンタル、もしくはリースよりも安く買える購入で検討しましょう。購入は、リース会社の取り分が費用にかからなくなるので総合的にかかる費用としては、お得になります。

1-2. AEDは初期費用以外にお金がかかる

ランニングコストがかかる

AEDは、初期費用以外にランニングコストがかかります。これは、AEDの本体の他に消耗品として傷病者の体に貼る電極パッドとバッテリーがあるためです。

これら消耗品はAEDを使用した際や、使わずとも2年や4年といった期限があり、その期限ごとに交換費用がかかります。

機種にもよりますが、電極パッドが約1万円、バッテリーが約3万円ぐらいが相場です。

2. 自治会・町内会、マンション管理組合で話し合うべき議題

AEDの議題

お問い合わせいただく中でも、とくに決めておくとスムーズになる項目を3つピックアップしました

2-1. AEDにかかるコストを確認する

AEDに使える補助金・助成金はあるか

市など自治体がAED設置に助成金事業を働いている場合があります。自主防災組織補助金、防災組織整備機材補助金、防災組織活動費助成金などといった名目です。AED自体の補助金がなくても、防災の補助制度に含めてもいいという場合がありますので、自治体に相談して確認しましょう。

補助金や助成金については、AEDの販売店に問い合わせても、分からないことが多く、答えてもらえない場合がほとんどですが、近所の自治会などが利用していたなどといったケースでたまに知っている場合もあります。

予算案をしっかり立て、まずは見積もりを取る

AEDの見積もり

  • 1台いくらなのか
  • 初期費用がいくらなのか
  • メンテナンスに掛かるお金はいくらなのか

会議で「費用が総額でどれくらいかかるのか」という確認は必要になりますので、口頭で聞かずに見積もりを依頼しましょう。見積もりは、快く無料で作成をしてくれる販売店が多いと思います。

AEDにかかるコストは、初期費用と、消耗品の交換費用(定期交換・開封した際の電極パッド代金)です。

図. AEDにかかる費用

AED-3100の総額費用

販売店によっては、ゆくゆくの消耗品代を初期費用として、時期が来たら消耗品を自動でお届けするサービスなどあります。(例:AEDコムの保証パック)

2-2. 設置場所はどうするか

設置場所についてアドバイスを求められることもあります。設置する場合、意識したいのは以下の点です。

AEDは、分かりやすい場所、人が多い場所に設置する

町内会や自治会の場合は、公民館や自治会館に置く場合が多く、中にはコンビニに置かせてもらうケースなどあります。マンションの場合には、エレベーターホールや入口に設置するケースが多いです。

必要に応じて収納ケースも検討する

AED収納ボックス

AEDを入れる収納ケースをコンビニやショッピングモール、駅などで見かけたことがあると思います。目立つ位置に置きたい、AEDを設置した受付が閉まってしまう場合などに検討しましょう。AEDとは別売りとなります。ケースのタイプによりますが1万円~10万円ほどです。

屋外に置くには屋外専用のケースが必要

屋外にAEDを設置する場合、専用のケースが必要となり、やや高額になりがちです。安価に設置するなら屋内への設置を検討しましょう。

屋外型の専用の収納ケースは、10万円 ~ 30万円程かかります。場合によっては、設置費や電気工事費がかかるの高額になりがちです。

鍵をかけての設置は避ける

鍵をかけての設置は避ける

いざというとき、AEDを速やかに取り出せない可能性があるので、鍵を付けて設置することは避けましょう。

施錠してしまう公民館の中、事務室、受付など鍵がかかる場所はあまりおすすめしていません。

盗難やいたずらが気になる場合には、建物の動産保険を検討するのがいいと思います。

2-3. AEDの管理者はどうするか

AEDは販売店が設置者情報を管理する必要がある

主にリコールなどが起きた際に、AEDのメーカーは回収し、修理交換する義務があるため医療機器であるAEDはどこに置いてあるかを、メーカーや販売店は知る必要があります。AEDを購入した際には、販売店からどこに設置するか、設置管理担当者は誰かなど確認をされます。

役員や役職が変わる場合には、引継ぎをしっかりできるようしましょう

引継ぎをしっかりする

AEDの管理担当者が、年度が変わるときに、変更になる場合もあると思います。担当者が代わった場合には、その旨を販売店に連絡しましょう。

販売店によっては、登録されている担当者宛に、設置したAEDの消耗品の期限が迫っていることをお知らせしたり、AEDの耐用期間(寿命)を迎えた場合の連絡をしたりと、定期的に連絡する場合があるためです。

メンテナンス(日常点検)を定期的に誰が行うか

AEDは、日常的な点検が必要になります。点検自体は、一目で済むので簡単ですが、誰が行うか決めておきましょう。

なかには、担当になったことで責任を感じて休みの日まで設置場所に出向いて確認しようとする人もいますが、AEDを使う可能性がある日=人がいる日と覚えておきましょう。

3. その他実際にお問い合わせのあった例(よくある質問・一問一答)

FAQ

その他、実際にお問い合わせのあったケースをFAQ形式でまとめました。

導入に関するFAQ

会議でAEDを不要だと言い張る人をどうやって説得すればいいですか?

AEDの知識がなく、なんとなく費用がかかるので反対している場合が多いです。心停止した場合、何もしないと1分で約10%救命率が下がることや、心臓のけいれんはAEDでなければ取り除くことができないなど、この辺りの知識を伝え説得するのがいいかと思います。

法人格はないが、「○○川の管理として活動している」、「NTTの契約は個人でした」からリース組めないか?

法人格でないとリースは組めません。

担当の私から皆にAEDのことを説明しないといけないのですが、上手くできますか?

販売店から資料をもらったり、当日でもいいので販売店に連絡してアドバイスを求めたりするのがいいと思います。

説明用に資料をまとめたが、内容が合っているか不安です。

販売店に見せて確認しましょう。また、本サイト(AEDガイド)はエビデンスを記載し、記事を掲載しています。

マンションの1階に設置をしようと話を進めたら、上層階の住人は上層階に設置してほしいと反対されて設置場所が決まりません。

AEDの設置台数を増やして解決するケースが多いです。

話し合いが月1回しかないので、なかなか話が進まず、他の議題が優先されたりする

よくある話です。防災など他にも重要なことはあると思いますが、心停止はいつ起きるか分かりませんので、重要な議題として取り上げてもらえると嬉しいです。

すぐに入金して納品してもらいたいが、マンション管理組合理事長の印が必要なので入金までに時間がかかります。

販売店によりますが、対応できる場合があります。販売店へご相談ください。

設置に関するFAQ

世帯数の規模に対して、どれくらいの台数設置すればいいですか?

理想は1分で往復可能な距離ですが、敷居が高いので、予算に応じてまずは1台からでもご検討いただくのがいいです。ホールやエレベーター、受付などに置くケースが多いです。

いつでも使える状態にしたいので、集会場の外にAEDを置きたいが問題ありませんか?

AEDには、保管適正温度があるため、屋外肩の収納ケースが必要になります。屋外型の収納ケースについては、【屋外設置】AEDを屋外に設置するには。問題点と設置方法のまとめ。や、国内最高気温でテスト済。寒さにも暑さにも強い電源不要の屋外型AED収納ボックスの特長4選の記事をあわせてお読みいただけたらと思います。

穴を開けないで設置できるケースはありますか?

床置きタイプであったり、耐震のシールにて収納ケースを設置したりできます。

AEDに関するFAQ

AEDに関してそもそもどこに問合せすればいいですか? 専門のお店がありますか?

AEDは医療機器にあたるため、インターネットで検索し、専門に販売している業者に問い合わせすると詳しく教えてくれます。検索する際は、「AED 価格」や「AED レンタル」などで検索するといいでしょう。

どのAEDが向いていますか?

さまざまな年齢層の方がいると思いますので、小児・成人切り替えスイッチの付いている全年齢対応機種がおすすめです。

講習・説明に関するFAQ

AEDを設置した後、講習会は行ってもらえますか?

販売店によります。自治会や町内会単位の規模での講習の場合、消防署による救命講習を開いてくれることもありますので、消防署に問い合わせてみるのもいいでしょう。

設置した後、有事の際に正しく使えますか?

使用するときを想定すると、誰でも不安になります。消防署などを招いて防災大会を行ったり、AEDを使う訓練を定期的に行い知識を身に着けましょう。

訪問をしてAEDの説明をしてほしい(土日希望)

販売店へご相談ください。

保証に関するFAQ

盗難されたらどうなりますか?

動産保険に入っている場合には、お金で補償されます。リースには動産保険が付いている場合があります。確認しましょう。

盗難保証は付いていますか?

基本的にはありませんが、購入方法によって動産保険が付いている場合があります。主にレンタルに付帯していますので確認しましょう。

AEDが壊れたらどうなりますか?

基本的には、長期の保証がついています。保証期間内で過失がなければ、無償で修理・交換対応になるかと思います。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。挙げた他に相談したいことや、挙げた他に相談したいことや、見積もりが欲しい場合は、お気軽にお問い合わせください。

見積もり依頼やご相談をお待ちしております

AEDの価格やランニングコスト、その他収納ケースの価格が知りたいという場合は、下記ボタンよりお見積もりをご依頼ください。お電話(0120-812-842)でも受け付けております。


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この記事を書いた人

清水 岳

清水 岳

株式会社クオリティー AED事業部 部長 : AEDコム・AEDガイド責任者、AED+心肺蘇生法指導者、高度管理医療機器販売・貸与管理者、防災士、上級救命講習修了。 専門店AEDコムを運営し、日本全国に年間2,000台を販売、導入企業数は10,000社を突破。心肺蘇生ガイドライン、AEDの機器に精通している。

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