AED-3200はオートショック機能搭載。より使いやすく進化した国産AEDの3つのポイント

Last Updated: 2025年11月25日Published On: 2025年11月25日

日本光電工業株式会社から、新モデル「AED-3200」が2025年5月に発表されました。オートショック機能を搭載し、使いやすさと機能を追求した国産AEDです。

弊社でも2025年11月より販売を開始しました。この記事では、AED-3200の特長や進化したポイントをわかりやすくご紹介します。

なお、機種の価格やお問い合わせにつきましては、下記より無料お見積もりをご依頼ください。

1. 救助者目線で進化!AED-3200だけの3つのポイント

AED-3200には、新たに追加・進化した3つのポイントがあります。救助者が迷わず使用できるよう、使いやすさとサポート機能が強化されています。

1-1. イラスト&ランプの分かりやすいガイド

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AED-3200は、音声ガイドに加え、イラスト表示とランプ(パッド装着指示ランプ、胸骨圧迫指示ランプ、接触禁止ランプ、ショックランプ)の点滅・点灯で操作を視覚的にサポートします。

耳の不自由な方も使いやすいよう配慮されており、「耳マーク」を取得しています。

AED-3200耳マーク

補足 : 耳マークついて

耳マークは、聞こえが不自由なことを表すと同時に、聞こえない人・聞こえにくい人への配慮を表すマークで、一般社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会が普及を進めています。

1-2. 体動を検知して警告音と音声ガイドでお知らせ

AED-3200は、心電図解析や電気ショックの際に傷病者の体動を検知すると解析開始やショックのタイミングを遅らせます。体動がある場合、「ビービービー」と警告音が鳴り、「体から離れてください。」と音声ガイドが流れます。

海外では、音声ガイドが聞き取れず胸骨圧迫を続けてしまい、救助者が感電した事例が報告されています。周囲に多くの人がいる状況や、騒がしい環境などで音声が聞き取りづらい場合でも、この体動検知機能により、思わぬ接触による事故を防ぐことができます。

1-3. 胸骨圧迫を促す音声ガイダンス

AED-3200は、電気ショック後(またはショック不要時)に胸骨圧迫が行われていない場合、その手順を音声で案内します。

胸骨圧迫は救命において非常に重要であり、その中断時間を最小限に抑えることが救命率の向上につながります。しかし、救助の現場では周囲の雑音や緊張により、判断が遅れたり手が止まったりすることも少なくありません。AED-3200は、このような状況でも胸骨圧迫を絶え間なく行えるよう、音声でサポートします。

2. ボタン操作不要!注目のオートショック機能搭載

AED-3200の最大の特長は、救助者がショックボタンを押さなくてもよいオートショック機能を搭載していることです。この機能を搭載したAEDをオートショックAEDと呼びます。

オートショックAEDと一般的なAEDの比較

一般的なAEDは、心電図を解析した結果、電気ショックが必要と判断されたとき「ショックボタンを押してください」と音声で指示され、救助者が自らボタンを押して電気ショックを行います。

一方で、オートショックAEDは、救助者がショックボタンを押す操作を必要とせず、AEDが自動で電気ショックを行います。電気ショックが必要と判断した際に、「離れてください」という音声ガイダンスのあと、カウントダウン(例:3、2、1)が始まり、自動的に電気ショックが実施されます。

そのため、「本当に押していいのか?」と迷ったり不安を感じたりすることがなく、救助者の精神的負担を軽減できます。また、押し忘れやためらいによる処置の遅れも防ぐメリットがあります。

オートショックAEDついて詳しく知りたい方は、オートショックAED徹底解剖。一般的なAEDとの違いとは?をご覧ください。

3. AED-3200では従来モデルのよさをそのままに

AED-3200は、基本操作から環境対応、日常点検のセルフテストまで、従来モデル(AED-3100)で高く評価されたポイントをしっかり引き継いでいます。

引き継がれている主な機能には、次のようなものがあります。

  • フタを開けると電源ON
  • 電源ONと同時に胸骨圧迫のリズム音がスタート
  • 未就学児/小学生~大人モードの切換スイッチ付き
  • 毎日/毎月のセルフテスト機能
  • -5℃~50℃の環境下でも使用可能。IP66相当の防水・防塵設計
  • 電極パッドは本体と接続された状態のプリコネクト方式
  • AEDLinkage(遠隔監視機能)で日常点検をサポート
  • 耐用期間は8年間

AED-3100については、日本光電 カルジオライフ AED-3100をご覧ください。

4. AED-3200の使い方。シンプルな3ステップ操作

好評な機能はそのままに、新機能も加わったAED-3200ですが、使い方は今までと変わらずとてもシンプルで、3ステップです。

  1. フタを開ける
  2. パッドを貼る
  3. 自動電気ショックを待つ

オートショックAEDの場合は電気ショックを自動で行うため、実質2ステップと言えます。オートショック機能により、「いつ押せばいいの?」「間違えたらどうしよう」といった迷いや不安もありません。

5. AED-3200と他モデルとの違いを比較

これまでの内容を踏まえて、AED-3200と現在販売されているAED-3100・AED-3250との違いをまとめました。これからAEDの導入をご検討される際に参考にしていただけたらと思います。

5-1. AED-3200とAED-3100との違い

  • AED-3200はオートショック機能を搭載
  • AED-3200は胸骨圧迫が行われていない場合、手順を音声ガイドで案内
  • AED-3200は体動検知機能を搭載

5-2. AED-3200とAED-3250との違い

  • AED-3200はイラストとランプで表示 / AED-3250はカラー画面付き
  • AED-3200は胸骨圧迫が行われていない場合、手順を音声ガイドで案内
  • AED-3200は体動検知機能を搭載

5-3. 日本光電AEDの比較表

主要3モデルの違いを機能別に一覧で比較しました。用途や設置場所に応じて、最適なモデル選びの参考にしてください。

AED-3200 AED-3250 AED-3100
商品 比較表AED-3200 比較AED-3250 比較AED-3100
発売年 2025年 2022年 2015年
オートショック ×
視覚サポート イラスト+ランプ点滅点灯 3.5型カラー画面 イラスト表示
体動検知
(体動検知で警告・解析遅延)
× ×
防塵・防水性能 IEC IP66 IEC IP66 IEC IP66
サイズ(mm) 幅206×高さ97×奥行252 幅206×高さ97×奥行252 幅206×高さ97×奥行252
重さ(kg) 約2.3 約2.4 約2.3
医療機器承認番号 30700BZX00003000 30400BZX00003000 22700BZX00187000
クラス分類 高度管理医療機器・特定保守管理医療機器

6.まとめ

いかがでしたでしょうか。日本光電の国産オートショックAED「AED-3200」について、視覚ガイドや体動検知機能、胸骨圧迫の音声ガイドなど、新たに追加・進化された機能のポイントをご紹介しました。

随所に救助者の不安を軽減する工夫が施されており、救助者に寄り添うAEDだと感じました。初めてのAED導入や、オートショックAEDへの入れ替えをご検討されている方にもおすすめです。

価格につきましては、お見積りにてご案内しております。下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。

7.参考サイト

About the Author: 山田 歩美

山田
山田 歩美。株式会社クオリティーAED事業部に2025年4月入社。上級救命講習修了。AEDの仕組みや正しい使い方、心肺蘇生法などの知識を深めるため、日々研鑽を重ねています。自らの体験を通じて、皆さまに正確でわかりやすい情報をお届けできるよう努めています。

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