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AED-3100|小型化・長寿命化など、新しい日本製AEDの6つのポイント。

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日本光電工業株式会社から新しいAED、「AED-3100」が2015年10月22日にプレスリリースされ発売されました。

従来のAED-2100とAED-2150よりも小型で軽量で、耐用期間が6年から8年へと伸び、-5℃の環境でも操作が可能となりました。

新しいAED-3100の魅力

当記事では、「AED-3100」のメリットを説明しています。2015年9月までに21万台以上を販売している日本光電が新たに作ったAED-3100の魅力を知っていただけたらと思います。

目次

1. よい部分はそのままに

AED-3100は、従来のAED(AED-2100)の好評な機能はそのままに、さらに新しい機能が追加されています。引き継いでいる主な機能としては以下です。

AED-2100より引き継いでいる機能のまとめ

  • フタを開けると電源ON
  • 電源ONと同時に胸骨圧迫のリズム音開始
  • 小児・成人のモード切り替えスイッチ付き
  • 電極パッドは本体と接続済み(プリコネクト)
  • AEDLinkage(遠隔監視機能)
  • パッドの使用期限管理

操作方法や成人・小児モード切り替えスイッチなど基本的なところは変わらずに、小型軽量化や耐用期間が強化され、より実用的になっている印象です。

救命率を上げるであろう電源ONからすぐに鳴り始める胸骨圧迫のリズム音など、日本光電のAEDの特徴的だった要素もそのまま引き継がれています。

AED-2100については別記事のAED-2100|遠隔監視機能付き、日本製AEDの魅力8選。をご覧ください。

2. 小型・軽量

AED-2100よりも小型軽量化となり、持ち運びが便利になりました。下の表はAED-2100とAED-3100を比べたものです。特筆すべきはサイズ(寸法)のところで、幅が約6cm、奥行きも約7cmと、かなり小さくなっています。

小型化に伴い、質量も400g軽くなっています。AEDを持ち歩くときに重さは重要です。最近は遠足など、屋外へ遠征するイベントにAEDを持っていくケースが増えているようですが、小型・軽量化は持ち運ぶ人にとっては大きなメリットとなります。

日本光電の発表では、本体の体積が40%、重さは15%減少しているとのことです。省スペースにも気を使って開発されたことが想像できます。

AED-2100とAED-3100の比較

AED-2100 AED-3100
サイズ
(mm)
幅265x高さ100x奥行320 幅206x高さ97x奥行252
重さ
(Kg)
2.7(電極パッド・バッテリパックを含む) 2.3(電極パッド・バッテリパックを含む)
付属品 AED日常点検タグ・AED保証・耐用期間タグ・AED操作ガイド AED用キャリングバッグ・設置管理タグ・AED操作ガイド
バッテリ バッテリパックNKPB-28271[X217]
(待機寿命:約4年)※1
バッテリパック SB-310V
(待機寿命:約4年)※1
電極パッド 使い捨て除細動パッド P-530 使い捨てパッド P-740
医療機器承認番号 22100BZX00362000 22700BZX00187000
クラス分類 高度管理医療機器・特定保守管理医療機器

※1 待機とは、装置にバッテリパックと電極パッドを接続し、フタを閉じている状態。待機寿命は、設置環境や使用状況により短くなることがあります。それぞれの寿命を保証するものではありません。
参照:AEDライフ 自動体外式除細動器 カルジオライフ AED-3100(運営:日本光電工業株式会社)より引用

3. -5℃で使用できる

-5℃で使用できる

2015年11月現在で、AED-3100を除き動作温度が0℃より下のAEDはありません。-5℃で使用できるということは、氷点下の環境でも使用できるということです。寒い地方の屋外で心停止が起きた場合に、AED-3100なら使える可能性があります。

日本では、多くの地域で冬に0℃を下回りますが、-5℃を長時間下回り続ける地域は0℃を下回る地域と比べるとかなり少なくなるかと思います。たった5℃の違いかと思ってしまいがちですが、日本の環境においては使用できる状況がかなり広がるのではないかと考えています。

動作温度と待機温度の最低温度は-5℃ですが、最高温度は50℃で変わっていません。

4. 8年の耐用期間

耐用期間8年間

AED-3100の耐用年数は8年となっています。

日本光電の製品でいえば、AED-2100とAED-2150は耐用期間が6年でしたので、耐用年数が2年延びています。耐用期間が延びると新しいAEDを買うまでの時間が延びますから、コスト面でのメリットが出てきます。購入する側にとって大きなプラスではないでしょうか。

耐用年数の8年間AEDを使用するとして1年間の費用を計算すると、AED-3100の希望販売価格は398,000円ですので8で割って、1年あたり49,750円となります。一方、AED-2100は380,000円で、耐用年数が6年です。380,000円を6で割ると、年間63,333円になります。

一年あたりのコストでみるとAED-3100はAED-2100より安い計算となります。販売価格は少々高くなりますが、耐用年数が伸びるので、実質は価格が下がっていると考えることもできます。これはあくまでメーカーの希望小売価格ですので、実際はもっとお安くご購入できます。(※2018年現在、AED-2100は製造・販売終了となります)

耐用年数ってなに?

正確には耐用期間といいます。これはAEDの寿命で、AED-3100の場合は8年間までしか使えないというものです。つまり、買い換える必要があります。メーカー(製造販売業者)が、使用環境などの耐久性に係るデータから決めているものです。

法人の方は法定耐用年数と勘違いしやすいですが、これとは別のものです。耐用年数について詳しく書かれた記事は、AEDの耐用年数って?保証期間、耐用年数、法定耐用年数の違い。をご覧ください。

5. 強化されたセルフテスト

バッテリーの残量や電極パッドの使用期限をセルフテストでAEDが確認し、アラームで通知する機能はAED-2100やAED-2150にも備わっていましたが、AED-3100では新しく、「電極パッドの断線」や「スピーカーの状態」もセルフテストするようになりました。

さらに、そのテスト結果を表示するステータスインジケータが30%(日本光電による従来比)大きくなり、日常点検の結果確認が容易になっています。

テスト項目の追加でより詳しくAEDの状態をチェックし、インジケータが大きくなった事で一目で確認出来るようになりました。

6. 新しくなったバッテリー

AED-3100のバッテリ

AED-2100用の4年もののバッテリーNKPB-28271では、140回相当の電気ショックまたは約4時間の動作が可能でした。AED-3100の新しいバッテリSB-310Vは160回相当の電気ショックまたは約6時間の動作が可能になっています。

連続して6時間も使用することはあまりないでしょうが、AEDはずっと音声ガイダンスを流し続けますから、その分バッテリーを消耗します。

使用できる電気ショックの回数が増え、動作時間が長くなった点もAED-3100のポイントです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。国産AEDメーカーの日本光電が小型軽量化、耐用期間の延長、動作温度の拡張と日本らしい堅実なバージョンアップを行いAED-3100を発表しました。

さまざまな機能が加わり、耐用年数の伸びにより、1年あたりの費用が削減されるためコストメリットもでています。筆者個人的には、非常によい製品がリリースされたと感じています。

最後に、AED-3100にはAED-2150に備わっている液晶画面はついていません。液晶付きのAEDが気になる方はAED-2150|あらゆる機能と液晶画面。目と耳で分かる日本光電AEDの魅力。をご覧ください。

参考サイト


この記事を書いた人

株式会社クオリティー AED事業部 部長 : AEDコム・AEDガイド責任者、AED+心肺蘇生法指導者、高度管理医療機器販売・貸与管理者、防災士、上級救命講習修了。 専門店AEDコムを運営し、日本全国に年間2,000台を販売、導入企業数は7,000社を突破。心肺蘇生ガイドライン、AEDの機器に精通している。

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